松茸人工栽培研究の副産物  〜2〜

博士の研究史

松茸の香気成分発生メカニズム解明研究をしている最中に

生まれた副産物であるボール状の松茸菌・・・。

それをピンセットで取ってガスバーナーで焼いて

口にすれば、松茸の香りが口に広がって噛めばコリッとした松茸そのものの食感。

形がボールという違いがあるだけで、風味や食感は松茸そのもの。

 

「これはいける!!」ということでその松茸菌に付けた名称が

「マツタケボール」。

 

小さな仁丹状の粒を吸い物に入れれば、

本物の?マツタケの吸い物になるかも知れない・・・、

それを練り物に入れれば

本物の?マツタケの蒲鉾やさつま揚げなどが出来るかも知れい・・・、

焼いてパックに入れたら

本物の?焼きマツタケとして副菜や酒のつまみなどになるかも知れない・・・。

 

商品開発業務には長けてはいないがアイデアは沢山出てくる。

早速、商品開発部や経営企画室に話を持って行く。

その最中でも実際の直属の上司である社長へのプレゼンもそつなくこなした・・・。

単なる研究開発過程で生まれた副産物が

限りない可能性をもたらすような確信が生まれたのである・・・。