博士の研究史

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イワシ丸ごとすり身の開発 -3-

「イワシ酸化臭培地」による酸化臭を抑えるか消え去るかする微生物の発見のため、 考えられる全ての食品微生物を集めてのスクリーニング。 「イワシ酸化臭培地」を培養する培養器はイワシ臭で溢れかえり、 更には研究所全体にもイワシ臭が漂っていた...
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イワシ丸ごとすり身の開発 -2-

研究テーマをイワシ水揚げ後の酸化臭の抑制に絞ったことで、 スクリーニング系の確立を目指した。 イワシの酸化臭が強いのは長く冷凍保管してあるモノ。 当時はイワシの漁獲高が多く、内臓と頭を除いた形の イワシ冷凍板がハマチなどの養殖魚のエ...
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イワシ丸ごとすり身の開発 -1-

研究開発は中長期を見据えたテーマ設定が多いから 研究期間は長い事が多い。 国内留学でバイオテクノロジーを学んで以来、様々な研究開発テーマを実施してきた。 その中で最も研究開発が短期間で終わって直ぐに 製品(原料)開発にまで進んだテー...
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松茸人工栽培研究の副産物 「マツタケボール」 〜4〜

マツタケボールを利用した商品開発や事業企画が該当部署で進み始めていた。 平行してマツタケボールの大量生産において 三井東圧化学(現三井化学)の力を借りることが決まっていった。 当時の三井東圧化学はバイオ研究の中で 植物組織培養に...
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松茸人工栽培研究の副産物 「マツタケボール」 〜3〜

松茸の香気成分発生メカニズム解明研究をしている最中に 生まれた副産物であるボール状の松茸菌、名付けた名前が「マツタケボール」。 「マツタケボール」に関して商品開発部や経営企画室の動きも始まった・・・。 そちらは専門部署に任せて、開発部...
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松茸人工栽培研究の副産物  〜2〜

松茸の香気成分発生メカニズム解明研究をしている最中に 生まれた副産物であるボール状の松茸菌・・・。 それをピンセットで取ってガスバーナーで焼いて 口にすれば、松茸の香りが口に広がって噛めばコリッとした松茸そのものの食感。 形がボール...
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松茸人工栽培研究の副産物  〜1〜

松茸菌を回転させながら培養していくと 松茸菌は小さな小さなツルッとしたボール状になっていく。 そこから培養日数に応じて、仁丹状・ビー玉状・ピンポン球状・・・・ と綺麗なボールが出来上がっていく。 松茸の香気成分発生メカニズム解明...
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松茸の人工栽培  〜5〜

松茸菌を育てる培養液を構成するアミノ酸、ビタミン類、ミネラル類、 糖類などの成分を様々な組み合わせで培地を作成し、 ひたすら松茸の香り成分である、1-octen-3-olの発生量を測定していく。 2年ほどの期間を経て、アミノ酸の増...
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松茸の人工栽培  〜4〜

松茸菌の生育は非常に遅い。 だから三角フラスコを円状に回転させながら 松茸菌を培養する液体培養法では 松茸菌は小さな小さなツルッとしたボール状になっていく。 正しく松茸菌の菌糸の塊。 培養日数に応じて、仁丹状・ビー玉状・ピンポン球...
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松茸の人工栽培  〜3〜

研究室を訪ねて共同研究の申し込みをした日から2週間後、 再び寺下研究室を訪ねた僕は恐る恐る 研究テーマ案「松茸の香気成分発生メカニズムの解明」を先生に差し出した。 一通り僕の研究企画書に目を通されてから先生が口を開いた。 「面白...