隠岐牛のイチボのステーキ

食・彩・記

隠岐牛のイチボのステーキを頂いた。

イチボ・・・焼き肉店で聞いた事があるかも知れないが、

のどの部位なのかはわからない。

大将に「牛のどこの部位?」と問うと

その質問が来るのを待ってました!と言わんばかりに直ぐに答えてくれた。

 

「イチボは、部位としてはもも肉にあたるんですが、

丁度お尻の先にある場所のお肉で、僅かな量しか取れません。

牛の希少部位とされています。」

目の前のお皿に箸を伸ばしたいのを堪えて大将の答えに反応する。

「希少部位か、、、。味わって食べないと罰が当たるね。」

反応には反応という事で大将の話が止まらなくなった・・・。

「牛1頭あたりから約2〜4キロ程度しか取れない事でも希少なのかな・・と。

サシは多すぎず少なすぎず、スジは少なく柔らかく旨味の多いお肉です。」

 

ここまで詳細に説明を受けると、

もうそれだけで、目の前のステーキの旨さが頭の中を駆け巡る。

 

箸を伸ばして口にすれば、大将の説明通り、想像通りの旨さであった・・・。