韓国料理といえばチヂミ。
小麦粉と具材を合わせて焼き上げるという点は
お好み焼きと同じなんだが、食べると全く違う。
違いはその食感と付けダレだ。
コロナ禍以前のことになるが
会社で会議が長引いた時などに、
近くの韓国料理屋さんにそのままの流れで
スタッフと行くことが時々あった。
大抵は仕事が片付いた者からバラバラに集合と
相成るわけだが、立場上?割と早く仕事が片付く僕は
一足先にお店に着くことが多い。
一足先に着いてじっと席に着いていることは無い。
直ぐに注文するのがチヂミ。
女将もガッテン承知!という事で
一人で食べやすいようにミックスで作ってくれる。
それが海鮮チヂミとチーズチヂミのミックスだ。
おそらくニラと玉ねぎを水と卵で溶いた小麦粉液に
入れて合わせたタネにイカやエビを加えて油で
焼いたのが海鮮チヂミ、
チーズを乗せて焼いたのがチーズチヂミ。
おそらく1枚ずつ焼いて半分にして鉄板に乗せたのだろう。
熱々の鉄板に乗ってジュージューしながらミックスチヂミの登場だ。
食べやすく一口サイズに切り分けてあるのが嬉しい。
海鮮の一切れを箸で摘まんで添えられた小皿に入った
タレに潜らせる。
タレは多分コチジャンからの色だろう、
赤みがかったコッテリしたタレ。
タレがしっかり絡んだ・・・というか僕の好みなのだが
しっかりしっかりとタレを絡めた一片を口に放り込む。
いきなりごま油の風味とコチジャンの辛みが口に広がる。
その先にサクッとした表面を感じた
その直ぐ後にもちっとした内側を感じる。
そして更に噛み進めていけば、海の幸達の
旨味が重なり合ってくる。
次はチーズの一切れだ。
トローッとしたチーズが嬉しい。
タレをたっぷり付けて口にすれば
チーズの甘みとタレの辛みが重なり合って
喉元を通り過ぎていく。