ゆで玉子

食・彩・記

玉子料理は幼少の頃から好きな料理の一つだ。

幼少の頃、スーパーのチラシの目玉は、

お一人様1パック・・・の限定で特売される玉子。

確か10個パックで98円位では無かったか。

50年以上も昔の事。

現在の価格は200円位?

玉子は物価の優等生と言われる所以か。

ゆで玉子は茹でる時間が6-12分・・・。

多めに茹でておけばいつでもどこでも気軽に食べる事が出来る。

ゆで玉子の黄身の状態で僕が一番好きなのは半熟。

だけど、ゆで玉子をアウトドアなどで食べる時には、

半熟は食べにくい・・・というか口にした時に丸ごと口にしないと

トローッと黄身が出てきて手や口の周りをしっかり汚してくれる。

それと、トローッと出てくる黄身がお皿や手などに残っているのを

目撃するとお皿や手を舐めたくなる。

一人の時は恐らく確実に実行するのだが、流石にヒトと一緒の時は

出来かねる。

いい歳のおっさんとしてのわきまえだ。

さて、サラダに乗せようと固茹でのゆで玉子を作り、切ってみたら

なんと珍しい二黄卵だった。

調べてみたら産卵を始めたばかりの若い鶏は排卵の周期が安定しないので、

時々1個の玉子の中に黄身が2個に二黄卵が多いらしい。

二黄卵の発生率は、全体の3~5%だというから、

縁起が良いのかどうかは別として、思わず写真をパチリ。

ゆで玉子に何を付けて食べるか、、、は僕にとっては

食べるその日その日の気分次第。

良くコンビニなんかで売っている味付き玉子位の塩加減では

物足りない。

一番好きなのは、醤油かな?

ゆで玉子を手で半分に割って、黄身と白身の間に隙間を作って

そこに醤油を流し込む。

もし手元にマヨネーズがあったら黄身の部分にマヨネーズを乗せる。

この時の茹で具合は固茹でか半熟から少し固まった状態に限る。

口にして噛む毎に、濃厚な黄身と淡泊な白身が混ざり合っていく。

濃淡な味の後から醤油のシャープな味と酸味が美味しいマヨネーズが

口の中で踊りまくる。

ちょっと気分を変えたい時は、カマルグの塩のような天然塩を

乗せて口にするのが良い。

濃厚な黄身と淡泊な白身の旨味が強調される。

素材の良さを決して殺さないのが天然塩だ。