サザエ肝バター 食・彩・記 2022.06.032021.10.29 出された小鉢からバターの匂いを感じ取る。 「サザエの肝バターです」 マスターが説明してくれる。 小分けされたサザエの身の大きさからして かなり大きなサザエを使っているのだろう。 一片を口にすればその瞬間にバターの風味が口に広がっていく。 噛めば、コリッとしたサザエの身を感じて その先から磯の香を引き連れた肝の濃厚な味が追いかけてくる。 噛めば噛むほど、サザエ、肝、バターが三位一体化していき、 その名残を口中に広げて喉元を通り過ぎていく。