炙り明太子を注文した。
注文すると「炙り方はウエルダン?ミディアム?」と
大将が尋ねてきた。
初めて行く店だったので「粋な言い方だねえ。」と先ずは発して
ちょっとの微笑みをもらってから「中生でお願いします。」。
このやり取りで、今度行った時も大将は覚えておいてくれるだろう・・・
と思う。
しばらくして炙り明太子が僕の前に・・・。
炙り明太子・・・お店によってはバーナーで
表面を炙るものもあるが、見るからにしっかりと直火で炙ってあるのが分かる。
一口すればパリッとした外皮を感じ、
その先にプチッとした卵の存在を確認する。
噛みしめれば炙る事によって凝縮された明太子の
旨みと辛みが口に広がっていく。