6月の某日、天ぷらのプロが揚げたそら豆をいただいた。
目の前に極薄めの衣に包まった色鮮やかなそら豆が
熱々で出された。
こんなにも眼で楽しませてくれる見るからに上品な
天ぷらは素人ではそう簡単には作る事は出来ない・・・。
上品には上品に・・・ということで塩をチョコンと付けて口に運ぶ。
噛めばホクッとした豆の存在を感じる。
噛み進めれば豆の甘味と共に豆の香りが口に広がっていく。
茹でて食べるそら豆も良いが、揚げる事でそのホクホク感が増し、
揚げる事でその旨味と香りが凝縮するのだから、
天ぷらのそら豆はなお一層美味しいと思う。