チーズ詰めポブラノ(唐辛子)

食・彩・記

全く知らない料理にチャレンジすることは、そのワクワク感で免疫力がアップする。

ましてやその一品が食べて期待以上の美味しさなら尚更だ。

“A “Poblano” pepper stuffed with cheese bathed in a mild tomato sauce”

その日、メキシコ料理のメニューに初めて見る料理を見付けた。

メキシコ原産の唐辛子「ポブラノ」にチーズを詰めて物をしてトマトソースで煮込んだ料理だ。

このポブラノという唐辛子は辛み成分が少ないのでメキシコ料理には良く使われる。

 

目の前に出された真っ白な大きなお皿から、鮮やかなオレンジ色のトマトソースと

今までに見たことが無い程大きな唐辛子がそのソースの中にドーンと鎮座しているのが

目に飛び込んでくる。

その唐辛子の大きさは、添えられたライスの大きさとの比較すればわかりやすい。

茎とは反対側の先端から一口大になるようにナイフで切り取ると

中から白いトロンとしたチーズが顔を覗かせる。

おそらくモッツァレラチーズだろう。

この一切れにトマトソースをたっぷりと絡ませて口にする。

 

口にした瞬間からトマトからの爽やかな酸味を感じ、

噛み進めれば肉厚なポブラノの中からトロンとしたチーズが

滲み出てきて、トマトの酸味と融合していく。

人生初めて出会った料理の期待以上の美味しさの一口毎で、

僕の免疫力は確実にアップしていった。