3人のグルメ会メンバーが全員揃っての初めてのお店、下町のレストラン。
それぞれが好きな品をメニューから選んで注文して皆で分けようと決めた。
僕は唐揚げ、ソーセージ&サラミを先ずは注文。
他の人はカマンベールフライ、ナポリタン、メンチカツ、エビフライ・・・を注文。
色々な洋食を一度に注文した後、久々の再会に話が弾んでいた。
そこにウェイトレスさんが最初のお皿をテーブルに置いてくれた。
一品ずつの説明は無いお店なのか、説明があっても聞く耳持たず状態だったのかは記憶に無いが、
僕はお皿を見た瞬間にその皿が僕が注文した唐揚げだと思ったが
ちょっと唐揚げとは違う様子。
下町のレストランだからかな?と思いながら
他の二人に「ナゲットみたいだね」と・・・。
僕はこのレストランの唐揚げはナゲットみたいだと思い、
他の二人は形がナゲット見たいと僕が言ったと思い・・・
誰も僕の言葉には反応が無かった。
唐揚げには醤油を掛ける派なので、一つを摘まんで醤油に付けて口に入れる。
そして噛んだ瞬間、思いもよらぬ柔らかな食感に飛び上がるほどビックリした。
「あれ?これは何?」と僕が叫ぶと
二人が「カマンベールフライですよ」と余裕?の答え。
「そうなんだ。Yさんが頼んだの?てっきり唐揚げかと思っちゃったよ。」
その時だった。
僕が注文した見るからに唐揚げが乗ったお皿が運ばれてきた。