オクラを時々食べたくなる。
いつもの食べ方は、オクラをサッと茹でて
輪切りにしてそこにオカカを振りかけて
醤油か出汁醤油でいただく。
オクラと言えばネバネバ感が特徴だ。
ネバネバの正体はムチン。
分子量100万〜1000万の糖タンパク質で
大きくは水溶性食物繊維に分類される。
滋養強壮に働くので夏場のスタミナアップに
適した食材だ。
このオクラをかき揚げにするのを料理の情報番組で
見た記憶が蘇り、早速チャレンジ。
オクラの頭部分のイガイガをこそぎ落として
輪切りにする。
小麦粉をまぶして、水溶き小麦粉を投入。
しっかりと混ぜてお玉で形を整えて
油へ投入・・・。
天ぷらを揚げるコツを良く行く天ぷら屋さんの
大将の所作から盗み取った・・・つもり。
満足いくカラッと感には届かないが、
まあまあの出来映え。
素材によって塩、天つゆ、醤油を
使い分けるがこのオクラのかき揚げは
醤油で食べた。
衣のサクッと感をまず味わった先に、
オクラ特有のネバッと感が追いかけてくる。
揚げる加熱によってネバネバが強調されたのだろう。
噛みしめればそこに醤油と衣が融合した
旨味がジュワーッと口に広がっていく。
小さめの塊は、あっという間に口の中に消え去っていく。