オクラ

産地と属性

原産地は、アフリカ東北部。日本の産地は、鹿児島、沖縄など暑い地方で栽培されてきた。
アメリカやヨーロッパでは昔から栽培されてきたが、日本には幕末に渡来。
旬は7~9月。

栄養成分の働き

ネバネバの成分であるムチンには、滋養強壮効果があり、夏のスタミナアップに役立つ。
胃の粘膜を保護し、タンパク質の消化、吸収を助ける働きもあるので、胃炎や胃潰瘍の予防に役立つ。
またペクチンという良質な食物繊維をゴボウなみにたっぷり含んでいる。
胃に優しいムチンにより、ほとんど負担をかけずに繊維がたっぷりとれるため、便秘の改善、大腸ガンの予防に役立つ。
コレステロールを減らすため、動脈硬化や糖尿病の予防効果も期待できる。高血圧を予防する効果も。
免疫力を高め、疲労を回復するので、夏バテ防止にも役立つ。

成分

ビタミンC、カルシウム、食物繊維、カロテン、鉄、タンパク質、ビタミンB1

注意点

整腸作用で便通がよくなるので、下痢しやすい体質の方は食べすぎに注意を。
大きくなるにつれてかたくなるので、6~10cmほどのサイズを選ぶ。
ハリがあり、緑色が濃く鮮やかなものを選ぶとよい。生でも食べられる。
保存期間は2~3日。傷みやすいので早めに食べきる。

ポイント

うぶ毛は塩でこすってから水洗いすれば簡単にとれる。
良質なタンパク質源である納豆と一緒に食べれば、ネバネバ効果も強まり、栄養バランスも増加するので、夏バテの予防に役立つ。
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