幼少の頃から良く食べていた食材は、
安く手に入るモノが多かった。
一生懸命に食費を切り詰めつつ、
僕ら兄妹を育ててくれた母には感謝しか無い。
食パンの耳、おから、豚バラ、鶏ガラ、鶏皮、、、
いずれも我が家特有のやや濃いめの味付けが
懐かしい。
鶏の皮が手元にあった。
鶏皮といえば母の手料理の中でごちそうの分野に
位置付けされる鶏皮のから揚げだ。
鶏皮に下味を付ける。
片栗粉をまぶして油へ投入。
投入する時に皮を広げるのでは無く、
丸める形で投入するのが僕流・・・。
出来上がりの食感をパリッとさせたいなら、ちょっと高温、
皮の存在感を味わいたいなら低めの温度、、が良い。
僕流の投入の仕方だと、パリ感と存在感の両方が
味わえる。
欠点は下味が僕の好みである濃い目だから、
油の温度が高いと中に火が通る前に色が付いてしまうことだ。
独りで食すからどんな出来映えでも問題ないのだが、
免疫力を高めるのなら、五感全てが喜ぶモノを
作りたい。
今回の出来映えはその味付けも含め揚げ上がりも
かなり満足のいくものだった。