ハムチーズサンド

食・彩・記

アメリカでこの日の昼食で選んだお店で

ハムチーズサンドを注文した。

暫し待っているとずっしりと重そうな白い大きなお皿が目の前に出された。

サイドには大きめのキュウリのピクルスが2片。

ピクルスは食べている最中の口直しに有り難い。

サンドイッチ本体の中にピクルスが挟んである事が多いが、

僕はこのお店のようにピクルスがサイドに置いてある方が好きだ。

 

白い大きめなお皿の主人公であるサンドイッチに目を移す。

一寸厚めの食パン2枚で挟まれたサンドが真ん中から切り分けられている。

パンはローストされてあるのがその焼き目から分かる。

切り分けられた側面から見ることが出来る中身で

先ず目を引くのは厚めのハムが2枚、そのハムの間にチーズ、野菜はレタストマト

チーズが溶けているのを見ると、ハムは焼かれていて

その焼かれたハムでチーズを挟んだのだろう。

側面から中身を見ているだけで、ガブリと食らい付くのが楽しみになる。

 

両手にサンドを持って、力を加えてパンの上下から圧縮しながら大きく開けた口に持っていく。

こんな時にはマナーなんかは気にしない。

ガブリと嚙み切ってから、もぐもぐと噛み進めれば、

パン、ハム、チーズ、レタス、トマト達の全てが口の中で踊り始める。

その踊りの中に、パンに塗られたバターマヨネーズのアクセントが加わっていく。