アメリカの西海岸のレストランで良く頼むのがカラマリフリットだ。
良く頼む・・・ということは僕の好物ということなのだが・・。
ヨーロッパを旅している時にもカラマリフリットを良く食べた。
アメリカでのカラマリフリットは豪快だ・・・。
というか、アメリカではどのレストランでもほとんどの料理自体が
日本感覚からは豪快なのだが・・。
熱々のカラマリフリットが目の前に現れた。
付けて食べるのも良いのだろうが、僕は付けること滅多に無い。
先ずは塩をたっぷり振りかけてからそれを口に放り込んでいく
のが僕の好きな食べ方だ。
胴体の部分は後に残しておいて最初に食べるのがヒレや足の部分・・・、
好きなモノ、美味しいモノは最後に残しておく。
これも僕の食べ方だが、この食べ方は一人分がはっきりしている場合のみに適用される。
この日は3人の会食の場面だったので、僕の食べ方法則は適用されない。
出されたカラマリフリットを一人一人が取り分け始める。
胴体2切、ヒレ1切、足1切・・を先ずは僕の小皿へ。
いつものように塩を振りかけて口に放り込む。
サクッ!パリッ!とした衣の先にイカの存在を感じる。
噛みしめていけばイカの甘みと振りかけた塩が衣と混ざり合っていく。
全てが混ざり合って喉元を通り過ぎていくと同時に
キンキンに冷えた白ワインが喉元めがけて流れ込んでいく。