イカ

産地と属性

日本でとれる魚介類のなかで捕獲量がいちばん多く、人気も高い。
スルメイカやホタルイカ、ヤリイカなどいろいろな種類があるが、筒型のタイプ(スルメイカなど)と甲のあるタイプ(甲イカなど)に大別される。
世界中の海に生息し、日本では近海や千島列島で捕獲される。

栄養成分の働き

高コレステロールではあるが、コレステロールを下げる働きをもつタウリンやビタミンEを含んでいる。またタウリンは血圧を正常に維持したり、肝機能を高めて脂肪肝を予防する働きがある。
良質なアミノ酸は、イカのうまみのもとになっている。
イカ墨に含まれているアミノ酸のひとつであるリゾチームは、抗菌作用があり、がんを予防する働きがあるといわれている。

栄養成分

亜鉛、カリウム、タウリン、銅、ナイアシン、ビタミンE、ビタミンB6、ビタミンB12、リン、DHA、EPA

注意点

痛風の原因となるプリン体を多く含んでいるので、尿酸値の高い人は控えること。
アレルゲン(アレルギー症状の原因となる物質)のひとつで、食物アレルギーの中で発症率がもっとも高いので注意が必要。

ポイント

脂肪が少ない上にたんぱく質が豊富なので、ダイエット中の人におすすめの食材。
おいしいイカを選ぶポイントは、濃い赤褐色で全体が透き通っていてつやがあり、弾力があるものを選ぶとよい。
タイトルとURLをコピーしました