エノキダケ

産地と属性

野生のエノキダケは、冬が旬。晩秋から真冬にかけてポプラ、えのき、かきなどの枯れた木の根元や切り株に生える。
栽培は、のこくず培地によって通年行われる。長野県の中野市が日本一の生産地。栽培えのきだけのカサは野生の半分程度の1㎝。色が茶褐色の野生に比べ、色が白く細長いもやし状の形態になる。これ、は光をさえぎった低温室で成長するため。
キシメジ科で現在は栽培が主流のため一年中食べられる。

栄養成分の働き

食物繊維が豊富なため、腸内の有害物を取り除く。また、血液をきれいにする効果がある。ビタミンやミネラルは、血中のコレステロールや中性脂肪を減らし、血圧を正常に作用させる。腎機能の障害を緩和する効果もある。
さらに紫外線にあたると、ビタミンDに変化するプロビタミンDを含み、腸内でカルシウムの吸収を助ける。エネルギー代謝を促して、ストレスを防ぎ、神経系の機能を正常に保つ働きをするビタミンB6を含む。さらにナイアシンは湿疹や吹きでものに悩む人に効果的。

栄養成分

90%が水分。食物繊維、ビタミンB6、ナイアシン、カリウム、アミノ酸

注意点

水につけると風合いが落ちるので、できるだけ洗わないほうがよい。ふきんでふくか、さっと洗って水気をよくきる。

ポイント

選ぶときは、かさに割れやシミがなくピンとしているもの、乾燥しすぎていないものを選ぶ。
日もちがしないので、冷蔵庫で保存し2~3日で使い切る。長期保存する場合は冷凍に。
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