シマトウガラシ

産地と属性

ナス科トウガラシ属の一年草。
広く親しまれているトウガラシに比べ小さく、辛味が強い。
大きく肉厚な種類をさすこともあるが、一般的には2~3cmのものをさす。
漢字では「島唐芥子」と書く。別名は「高麗薬(コーレーグス)」。
旬は9月から10月にかけて。おもに沖縄で栽培される。
18世紀までには沖縄に伝わったといわれるが、その経路には諸説ある。
「コーレーグス」は、シマトウガラシの別名であると同時に、調味料の名前でもある。
泡盛にシマトウガラシを漬け込んでつくる。
沖縄そばをはじめ、さまざまな沖縄料理の味つけに用いられる
沖縄料理には欠かせない存在。泡盛の刺激とシマトウガラシの強い辛味で、独特の味がする。
色が鮮やかで育てやすく、観賞用としての人気も高い。
別種ではないので、観賞後はそのまま食用にすることができる。

栄養成分の働き

豊富なビタミンと強い辛味で、夏の暑さに負けない体をつくる。
辛味のもとはカプサイシンという成分で、代謝を上げる効果がある。
体を温め血液の循環をよくする効果があることから、冷え性の予防によい。
脂肪を燃焼させるので、ダイエット中の人にもおすすめ。

栄養成分

ビタミンA・C、カプサイシンなど

注意点

刺激が強いため、食べすぎないように気をつける。
食べすぎると味覚が鈍くなったり、胃が荒れたりする原因になる。

ポイント

調味料のコーレーグスは、家庭で簡単に作ることができる。作り方は次の通り。
1.シマトウガラシを軽く洗い、ヘタをとる。
2.アルコール度数が30度以上の泡盛につける。
3.2~3か月おく。
タイトルとURLをコピーしました