マーガリン

産地と属性

おもに植物性、動物性の油脂からつくられる加工食品。
1869年にフランスのナポレオン3世が、バター不足を補う代替品としてつくらせたとされる。
精製した油脂に発酵乳や食塩、ビタミン類などを加えて乳化し練り合わせてつくる。
原料が牛乳であるバターとの大きな違いは、安価なことと、おもな原料が植物性・動物性の油脂であること。

栄養成分の働き

バターに比べ、飽和脂肪酸やコレステロールが少ないのが特徴。
おもな成分である油脂は、体を動かすためには効率的なエネルギー源となる。
ビタミンAを含み、成長の促進や肌の健康を維持し、視覚機能の維持に働く。
ビタミンEを含み、体内の脂質の酸化を防いで老化の予防に効果的。
ビタミンKが含まれており、止血作用や骨の健康維持に働く。

栄養成分

たんぱく質、脂質、ビタミンA、ビタミンE、ビタミンKなど

注意点

日本国内での規制はないが、欧米ではマーガリンに含まれるトランス脂肪酸が健康被害を与えるのではないかとの可能性が指摘されている。

ポイント

ビタミン類の含有率を高めたものや、パンに塗りやすいソフトタイプの製品、乳脂肪を加えてバターに近い風味を出した製品など、いろいろな種類が市販されているので、用途や好みに合わせて選べる。
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