グァバ

産地と属性

カリブ海沿岸や、中央アメリカが原産。東南アジアや沖縄にも自生する。
高さ3~4mの常緑低木。葉や樹形につやがあり美しく、観賞用の樹木としても栽培される。
果実は直径5~10㎝で、球形もしくは洋梨型。熟すと品種によって、薄緑色から黄色やピンク色、赤色になる。
フトモモ科で、和名はバンザクロ。沖縄地方では、バンシルーという。

栄養成分の働き

果実には強い香りと甘み、酸味があり、ビタミンCが豊富。ビタミンCは免疫力、抗酸化力を高め、美しい肌をつくるコラーゲンの生成を助ける。風邪の症状や炎症を改善し、ストレスを軽減する。
ピンク色や赤色の種に含まれるカロテンはビタミンAに変わり、皮膚や爪、粘膜を健康に保つ。
葉にはカリウム、鉄分、ナトリウムなどのミネラルやビタミンが豊富に含まれ、お茶として飲用する。口内炎や湿疹、あせも、胃痛などを改善する。グァバポリフェノールが食後の糖質の吸収を抑え、血糖値の上昇を抑える。インスリンに似た働きをし、糖尿病や高コレステロール症、高血圧などの生活習慣病の改善に役立つ。 

栄養成分

カリウム、タンニン、ナトリウム、マグネシウム、ビタミンC、ビタミンA、食物繊維。 

注意点

果肉の中には小さく固い多数の種子があり、とりすぎると下痢をするので気をつける。 

ポイント

熟した果実を生食するが、主にジュースとして飲用する。
日本では、沖縄県や九州南部で栽培されているのみであり、ジュースやジャム、ゼリーなどの加工品、あるいは葉を煎じて飲用するグァバ茶が手軽に楽しめる。
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