マゴチ

産地と属性

カサゴ目コチ科の魚。漢字では「真鯒」と書く。
海岸から水深30mぐらいまでの、浅い砂地に生息する。
太平洋岸の千葉・房総以南、日本海岸の新潟以南から、インド、西太平洋域に分布。
春から初夏にかけて産卵が行われ、旬は夏。
頭も体も上から押しつぶされたような形をしており、平らで大きなヒレをもっている。
呼び名は地方によって異なり、ヨゴチ、ホンゴチ、ガラコチ、ゼニゴチなどがある。
1年で10cm、2年で20cm、3年で30cmと成長が早く、1年に10㎝ぐらいのペースで大きくなり、最大で100㎝を超える。生まれてから2歳までのコチは雄が多く、3歳を過ぎて50cmを超えるものはほとんどがメスに転換する。
獲れる漁が少ないため、料亭などでしか食べられない高級魚。
白身で、味は淡白。刺身、塩焼き、鍋、天ぷら、煮ものなど、さまざまな調理法でおいしく食べられる。 

栄養成分の働き

たんぱく質が多く、低脂肪なのでダイエット食によい。
ナイアシンは、糖質、脂質、たんぱく質の代謝に欠かせないビタミンで、皮ふを健康に保つ。ビタミンB2は、炭水化物、脂質、たんぱく質をエネルギーに変える働きあり、疲れや夏バテに効果がある。また、細胞の再生を助け、皮ふや髪、爪をつくるのを助けてくれる。 

栄養成分

たんぱく質、脂質、カリウム、リン、カルシウム、ナイアシン、ビタミンB2など 

注意点

マゴチは良質のダシが出るので、頭や骨なども捨てないで使う。 

ポイント

体につやがあって、腹がしっかりした弾力性のあるものが新鮮。
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