牛レバー

産地と属性

おもに食用の牛の肝臓。
内臓のなかでも栄養成分が豊富にもかかわらずカロリーが低いため、美容やダイエットに向くほか、貧血予防に効果的な成分を多く含むので、妊娠している人など鉄分が必要な人には最適な食材である。
以前は「レバ刺し」として生で食されたが、2012年より生食用として販売・提供することを禁止されたため、「レバニラ炒め」や焼き肉など、加熱・調理することが必要となった。 

栄養成分の働き

最も多く含まれているビタミンAは、ニンジンの10倍といわれる。抵抗力を強くし、皮ふや粘膜を健康な状態に保ち、視力回復や目の健康を維持するよう働く。
ビタミンB12、葉酸、鉄は、赤血球のヘモグロビン合成を助けて血液をつくる。
ビタミンCが含まれ、鉄分の吸収を促して造血効果を高める働きをもつ。 

栄養成分

ビタミンA・B6・B12・C・E、銅、葉酸、ナイアシン、鉄、亜鉛、カルシウム、リンなど 

注意点

痛みやすいため、入手したらなるべく早く加熱して食べること。 

ポイント

独特のくさみがあるため、下処理(血抜き・くさみ抜き)をする。
血抜きをする際は、ヌルヌルしている血液のかたまりを水でしっかり洗い流す。
くさみを抜く際は、料理の内容にもよるが、牛乳につける方法、しょうが汁・酒・しょうゆを混ぜたものに漬け込む方法、お湯、ハーブ、玉ねぎ、しょうが、にんにくなどを鍋に入れて5分ほどゆでるなどの方法がある。
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