産地と属性
アマ科の一年草、「亜麻(あま)」の実を圧搾した天然油のこと。漢字では「亜麻仁油(あまにゆ)」と書く。フラックスシードオイルとも呼ばれ、近年は健康食品としても知られる。亜麻は4月頃に種子をまき、夏に収穫する。
原産地は、中央アジアの乾燥地帯だが、紀元前8000年ころのチグリス・ユーフラチス文明では、亜麻を利用していた記録がある。中央アジアとエジプト、ヨーロッパが交流するようになると各地へ伝わり、古代ギリシヤでは、医学の父といわれたヒポクラテスが、「亜麻を食べると胃腸の調子がよくなる」として、栽培をすすめていた。
国内では、明治初期、北海道開拓使の榎本武揚によって茎から繊維を採るため、亜麻の栽培が始まった。第二次世界大戦中の最盛期には北海道内に多数の亜麻工場があったが、化学繊維の台頭により、1960年代半ばからなくなった。2000年前半からは、実を食用に利用するため、北海道などの寒い地方で栽培されている。そのまま飲んだり、サラダやパン、あえ物にかけて利用する。ドレッシングに使ってもよい。
原産地は、中央アジアの乾燥地帯だが、紀元前8000年ころのチグリス・ユーフラチス文明では、亜麻を利用していた記録がある。中央アジアとエジプト、ヨーロッパが交流するようになると各地へ伝わり、古代ギリシヤでは、医学の父といわれたヒポクラテスが、「亜麻を食べると胃腸の調子がよくなる」として、栽培をすすめていた。
国内では、明治初期、北海道開拓使の榎本武揚によって茎から繊維を採るため、亜麻の栽培が始まった。第二次世界大戦中の最盛期には北海道内に多数の亜麻工場があったが、化学繊維の台頭により、1960年代半ばからなくなった。2000年前半からは、実を食用に利用するため、北海道などの寒い地方で栽培されている。そのまま飲んだり、サラダやパン、あえ物にかけて利用する。ドレッシングに使ってもよい。
栄養成分の働き
食生活に不足している善玉の脂肪、オメガ3脂肪酸の一つであるα(アルファ)‐リノレン酸が豊富に含まれ、血中のコレステロール値を下げ、血液をサラサラにする。抗がん作用やアレルギーを抑える作用もあるとされる。ビタミンEには強い抗酸化作用があり、血管の老化やがん、動脈硬化の予防が期待できる。
栄養成分
α-リノレン酸、ビタミンE、脂質など
注意点
性質が変わってしまうので 加熱調理には使用しない。
酸化しやすいので、賞味期限を守り、開封後は早めに使う。
ポイント
日に当たると酸化するので、遮光ボトルなど、遮光された容器に入っている製品を選ぶ。
開封したものは、冷蔵庫で保存する。
開封したものは、冷蔵庫で保存する。