シュンギク(春菊)

産地と属性

原産地は、地中海沿岸地方。
日本の産地は、千葉、大阪、群馬。日本には、室町時代に渡来したといわれる。栽培されるようになったのは、江戸時代から。ヨーロッパでは観賞用として用いられ、食用として用いるのはアジア圏のみ。

栄養成分の働き

冬の野菜ではカロテンの含有量がトップクラス。体内の不要物を排出する毒出し効果はさることながら、細菌やウィルスに対する免疫力を高めるため、風邪の予防を助け、「食べる風邪薬」ともいわれる。ビタミンCとカロテンの相乗効果で、肌にはりを与え、健康に保つのを助ける。
特有の香りのもとであるα-ピネン、ベンズアルデヒドは、胃腸の働きを整え、便秘の解消にも有効。
濃い緑色のもとであるクロロフィルは、血中のコレステロールを下げる働きがある。

栄養成分

カリウム、カロテン、ビタミンB2、ビタミンC、ビタミンE、鉄

注意点

とても傷みやすいので、保存はなるべく避け、すぐに食べきるようにする。どうしても保存をしたい場合は、乾燥しないようにぬらした新聞紙で包んで冷蔵庫の野菜室で保存を。
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