クレソン(cresson)

産地と属性

アブラナ科オランダカラシ属の多年草。
「クレソン」の名はフランス語。英語では「ウォータークレス」。
ヨーロッパから中央アジア原産の水性植物で、「ミズガラシ」「オランダガラシ」ともいわれる。
日本には、明治時代に西洋野菜として入ってきた。
繁殖力が旺盛で、切った茎は水に入れておくと簡単に発根し、成長が早い。
8~10cmほどのものが風味もあって歯触りもよいとされている。
ピリッとした辛みが特徴。 

栄養成分の働き

独特の辛みはワサビなどと同じシニグリンというカラシ油配糖体と呼ばれる成分で、食欲増進、胃もたれ解消、肉の脂肪の消化を高めるなどの働きがある。
また、カロテン、ビタミンC、カルシウム、鉄分が豊富なので血液をきれいにし、強壮効果がある。
ニコチンの解毒作用もあるといわれるので、ヘビースモーカーの人にもおすすめ。 

栄養成分

カリウム、カルシウム、ビタミンC、カロテン、鉄など。 

注意点

ベランダなどでプランターを使用して簡単に育てたり、水耕栽培をすることもできるが、葉が水没すると腐るおそれがあるので注意。 

ポイント

生のまま食べるときは、太くてかたい茎の部分は除いて調理する。
さっとゆでてあえものや、茎ごとざく切りにして、ゴマ油で炒めてもおいしい。
タイトルとURLをコピーしました