ケガニ

産地と属性

クリガニ科のカニ。
漢字では「毛蟹」と書く。殻に短い毛が生えていることからこの名がついた。
甲羅の幅は9㎝ほどで、筋肉の発達したたくましい脚が特徴。
中部以北の、日本近海で広く水揚げされる。水揚げ量は、北海道が日本一。
旬は秋から冬。とくに12月から2月が美味とされる。
以前は北海道と東北地方以外で食べられることはほとんどなかったが、1960年代以降全国に出荷され始めた。
カニミソは、量が多く濃厚な味わい。ゆでた身と一緒に食べることが多い。
身は、量は多くないものの甘みがあり、こちらも美味。
メスの場合は、「内子(うちこ)」と呼ばれる卵巣は珍味とされる。塩辛などに加工されたものが多く出まわる。

栄養成分の働き

身の赤い色は、免疫力を高める効果のあるアスタキサンチンによる。
豊富に含まれるタウリンは、血中コレステロールの抑制に役立つ。
低カロリーかつ低コレステロールでヘルシー。

栄養成分

ビタミンB1・B2、ナイアシン、カルシウム、亜鉛、鉄、銅、アスタキサンチンなど。

注意点

蒸すよりも、ゆでたほうが美味とされる
背を下にして、落としぶたを使用するとよい。

ポイント

重みのあるものを選ぶ。
腹をチェックし、卵が多く外に出ているものは避ける。
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