チコリ

産地と属性

キク科の多年草。
原産地はヨーロッパから中央アジアにかけての広い地域。
根株を暗所で軟化させ、伸長してくる淡黄緑色の若い芽を食べる。
白菜の芯を小さくしたような形と色合いで、独特の芳香と苦味をもつ。
根を乾かし、焙煎したものはチコリ・コーヒーといわれる。
紫色のトレビスや、ベローナなどの品種もある。
フランスなどではアンディーブと呼び、エンダイブは近縁種。 

栄養成分の働き

軟白栽培のため、ビタミンやミネラルは少なめだが、俗にチコリ酸といわれる成分に薬効があるとされている。
チコリ酸は根の部分にとくに多く含まれ、胃酸の分泌を促し、消化を助け、胃もたれや胸やけ予防の働きがある。 

栄養成分

食物繊維、たんぱく質、ナトリウムなど 

注意点

キク科植物に対するアレルギー症状がある人は、飲食を避ける。 

ポイント

ツヤがあって太く、巻きがしっかりして傷がないものを選ぶとよい。
ラップに包んだあと、冷蔵庫の野菜室で保存。
乾燥と冷気に弱いので、できるだけ早く使いきる。
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