シソ

産地と属性

シソ科の一年草で、原産地は中国。良質の油(エゴマ油)が取れ、韓国料理で良く使われるエゴマもその一種。日本で食用にされるのは、茎・葉ともに青い「アオジゾ(青紫蘇)」と、茎・葉ともに赤紫色をしている「アカジソ(赤紫蘇)」の2種。(アオジソの葉については「大葉」を参照のこと)

日本には縄文時代に伝わったが、本格的に栽培されるようになったのは平安時代で、薬用や香味料として使われていたといわれている。

栄養成分の働き

体内の酸化を防ぐβ-カロテンは、動脈硬化の予防に役立つ。ビタミンB1は、糖質をエネルギーに変える役割のほか、皮膚や粘膜の健康維持を助ける。香りの成分は、胃液の分泌を促し、食欲増進に役立つ。強い防腐作用があり、食中毒の予防にも役立つ。α-リノレン酸という精油成分は、脳の働きの活発化、アレルギー症状の改善、心筋梗塞の予防を助ける。

栄養成分

カリウム、カルシウム、カロテン、ビタミンB群、ビタミンC、食物繊維

注意点

生でたくさんとるのは難しいので、ジュースにしたり料理法などで工夫を。乾燥しやすいので、保存をする際には、ぬらしたキッチンペーパーなどに包んで密閉用器に入れて、冷蔵庫へ。

ポイント

民間療法の風邪予防として、シソ湯がある。刻んだシソ10gを、コップ1杯の水で、水の量が半分になるまで煮詰め、1日3回飲む。
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