ランブータン(rambutan)

産地と属性

ムロクジ科ランブータン属の果樹。低木。
果実は直径5~6cmの丸いもので、晩秋と晩春の2回、1本の枝に10から20個が房状にたれさがる。
皮は紅色と鮮やかで、長さ1cmほどのやわらかい毛でおおわれている。
マレー語で「毛」や「髪」を意味する「ランブー(rambut)」に接尾語の「-an」がつき、「ランブータン(毛の生えたもの)」という名前になった。
食べる部分は皮をむいた中にある乳白色の果肉で、みずみずしく甘ずっぱいその味はライチやブドウに似ているとされる。
大きな種が1つだけ入っており、繊維で果肉につながっている。
東南アジアで最もポピュラーな果樹の1つ。
マラヤ原産とされてはいるが、古くから栽培されているためはっきりしたことはわからない。
原始的な種類なので、東南アジア以外ではあまり栽培されず、現地特有の果物といえる。
生食が基本だが、冷凍保存も可能。
冷凍したままでもシャーベットのようで、おいしく食べることができる。
缶詰やジャム、ゼリーで売られていることもあるが、栄養価は下がる。

栄養成分の働き

ビタミンCとカルシウムが豊富で、肌によい。
ブドウ糖も豊富なので、ダイエットの際のカロリーとビタミン補給に使われる。
繊維質を多く含むので、便秘の予防にも。
熱帯地方の果物なので、体を冷やす効果がある。

栄養成分

ビタミンC、カルシウム、鉄分などが豊富

ポイント

収穫後に保存しておいても、甘みが増したり実がやわらかくなったりはしないため、収穫後すぐのものが新鮮で美味。鮮度が落ちているものは、毛の部分が黒くなっている。
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