ハスカップ

産地と属性

スイカズラ科スイカズラ属の落葉低木で、この実を食べる。旬は6月から7月。
実は熟すと青紫色になり、形はプラムに似て、味はブルーベリーのようで強い酸味が特徴。
野生の実のほうが、酸味が強く甘みは少ない。
栽培ものは甘みを増すよう品種改良され、果実酒やジャムに利用されている。
生での保存が難しいため、加工・冷凍ものが流通。
同属の木の鶯神楽(うぐいすかぐら)に似ていること、ウグイスが鳴くころに神楽の舞に似た花が咲き、黒い実をつけることから、「黒味鶯神楽(くろみのうぐいすかぐら)」ともいう。
「ハスカップ」とは、アイヌ語の「ハシカプ」が語源。
ハスカップ自体はシベリアから日本に伝来したとされ、現地で実をついばんだ鳥が原野に種を落として行ったことが定着のきっかけといわれている。日本では北海道の勇払平野に自生し、周辺住民は砂糖漬け、塩漬けなどの保存食として利用。時季によっては収穫体験ができる。
本州以南でも、高山植物として分布している。

栄養成分の働き

酸味の強さは、自然由来の殺菌力がある証拠。
目によいとされるアントシアニンをブルーベリーの10倍含み、ビタミンCも豊富。古くから「不老長寿の秘薬」として用いられていた。
アントシアニンは、最も抗酸化作用が強く、活性酸素から体を守るといわれる物質「シアニジン」が、ほぼ100%を占めている。同じ量のシアニジンを摂るためにはブルーベリー100gのところ、ハスカップは20~30gでOK。目の老化や疲れ目を予防・改善するだけでなく、全身の老化防止にも効果的。
また、100g中44mgがビタミンCであり、メロンやブドウをはるかに越える含有量。強心効果もあるので、貧血、冷え性はもちろん、心臓の弱い人にも有効といわれている。
その他のビタミン類も多く含んでいるため、現代人に不足しがちな栄養素をバランスよく摂取することができる。
鉄、カルシウムなども含まれている。

栄養成分

ビタミンC、鉄、カルシウム、アントシアニン

ポイント

すぐに鮮度が落ちてしまうため流通していないが、最もおいしいのは実は生。冷凍されたものを利用すれば、お菓子作りや、スムージーにして味わえる。
ジャムにして市販されてもいる。
生のものは果皮が鮮やかな青紫色で、張りとツヤがあるもの、表面に白い粉がついているものを選ぶ。白い粉がなく、ピカピカしたものは熟しすぎているため避ける。
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