ピーマン

産地と属性

原産地は中南米。ナス科トウガラシ属。
旬は、冬春ものが11~5月、夏秋ものが6~11月。
トウガラシの仲間で、甘味種に属する。
日本へは江戸時代に、ポルトガル人によって伝えられた。

栄養成分の働き

特有の香り成分であるピラジンは、血液をサラサラにするのを助け、肩コリや整理不順の改善に役立つほか、高血圧、脳梗塞、心筋梗塞の予防と改善に役立つ。
ビタミンCが100gあたり76mgと豊富に含まれており、中サイズのものを4つほど食べるだけで、一日の所要量100mgをほぼ満たす。また、ピーマンのビタミンCは安定していて加熱しても壊れにくいのが特徴。火を通すことで量をたくさん食べることができる。メラニンの代謝を助け、シミの予防にも。
カロテンは油との相性がよく、吸収率がアップするので、炒めもの、天ぷらなどの揚げ物にするとよい。
目の疲れや肌荒れ、風邪の予防、ふきでものの予防、便秘の改善にも役立つ。
体内の余分な熱を冷まし、肝臓にこもった余分な熱もとるので、夏バテによる食欲不振の改善に役立つ。
デトックス作用があり、ガン、動脈硬化の予防に役立つ。
<赤ピーマン>
ピーマンを完熟させたもの。黄、緑色のものと比べると、甘みが多く栄養価が最も高い。ピーマンよりカロテンは約3倍も多く含まれている。ビタミンC、Eともに最も豊富に含まれている。
<黄色のパプリカ>
カロテンは緑色のピーマンの約半分だが、ビタミンCは100g中150mgと豊富。

栄養成分

カロテン、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンP、食物繊維、ピラジン

ポイント

緑色が濃く鮮やかな、肉厚でハリがあるものを選ぶとよい。生でも食べられる。
緑色のほかに、赤や黄色の品種がある。赤ピーマンは甘みがあるので生食しやすい。
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