ヒジキ

産地と属性

「米ひじき」、「姫ひじき」とも呼ばれ、ひじきの葉の部分をさす。茎ひじきや芽ひじきなどもある。
天然ひじきとしては、長崎、千葉、三重の各県が有名。中国や韓国からの輸入品には養殖されたものが多い。
カルシウムの含有量は多く、15gで牛乳コップ1杯分に匹敵する。カルシウムが働くためには、マグネシウムとのバランスが重要だが、ひじきはカルシウム2に対してマグネシウム1という、理想に近い割合で含まれる。鉄の含有量は海藻類で1番、カルシウムは昆布の2倍で、旬は春。

栄養成分の働き

カルシウムや鉄はストレスの多い人、骨粗鬆(そしょう)症が心配される高齢者、貧血の人などに有効。
食物繊維はごぼうの5倍で、水分を多く含んで便を軟らかくしてコレステロールを排出。再吸収されるのを防ぐため、便秘を改善し、大腸がんや、動脈硬化、高血圧など生活習慣病の予防に役立つ。
海藻に含まれているヨードはチロキシンというホルモンを作り、代謝を盛んにして体温の低下を防ぐ働きをする成分。

栄養成分

カルシウム、マグネシウム、鉄、ビタミンB2、食物繊維

注意点

品質を保つために、密閉容器や缶に入れ、直射日光や蛍光灯の光があたらないように保存を。

ポイント

色が深みのある黒色で、つやがあり、よく乾燥してあるものがよい。
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