ヤングコーン

産地と属性

とうもろこしの甘味種であるスイートコーンを、1株に1果を成長させるため、成長する前に若どりしたものをいう。ベビーコーンとも呼ばれる。
イネ科の1年草。原産地は、メキシコから中央アメリカにかけて。
日本での産地は、北海道および関東地域。現在出回っているフレッシュは、タイ産が多い。
旬は6、7月。
とうもろこし自体は、15世紀にコロンブスがアメリカ大陸に到達してから世界に広まり、日本へは16世紀にポルトガル人によって伝来した。
ヤングコーンは、水煮のびん詰や缶詰が出回ることが多い。
姿形の珍しさや独特の触感から、サラダなどに好んで用いられる。

栄養成分の働き

おもな成分は炭水化物。
体内では合成されないリノール酸をたっぷり含む。このリノール酸は、コレステロールを下げ、動脈硬化の予防に役立つ。
糖質をエネルギーに変えるビタミンB1、成長に効果があるビタミンB2を含む。
便秘の改善や美容に役立つ、食物繊維も含む。

栄養成分

ビタミンE、リノール酸、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、食物繊維、ゼアキサンチン

注意点

収穫後も呼吸をしているため、数時間で糖分が半減し、甘みが落ちる。
皮つきのまま冷蔵庫に保存するか、下ゆでしてから冷蔵、もしくは冷凍保存が望ましい。

ポイント

漢方薬でも使用されているベビーコーンのひげは、利尿作用があり、むくみ防止に役立つ。
そのまま煮込んでスープに、もしくは乾燥させてお茶にするなどの利用法がある。
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