羊肉

産地と属性

ヒツジの肉。一般的には「マトン」と呼ぶ。脂肪が多めで、特有のにおいがある。
生後1年未満の子羊の肉を「ラム」といい、やわらかく臭みが少なくておいしい。
世界的にみると、ウシの次に普及している食肉の一つで、とくに、オーストラリアやイギリス、ドイツ、アメリカなどで飼育されている。日本での生産量は少なく、ほとんどは輸入ものである。
北海道では常食されており、「ジンギスカン」が有名。そのほかにも、中近東では「ケバブ」や「シシカバブ」、ヨーロッパでは「ラムチョップ」や煮込み料理として食べられている。
体をあたためる作用が強く、血行を促して内臓の動きを活性化させる。そのため、昔から下痢や冷え、生理不順や生理痛によいとされ、民間療法にも用いられてきた。

栄養成分の働き

良質なたんぱく質が豊富で、血液や細胞、筋肉、髪、爪など、健康な体をつくる。
ビタミンB1多く含み、糖質、脂質、たんぱく質を体内でエネルギーに変換する。また、皮ふや粘膜の健康維持を助け、美肌に有効。
鉄分が多く含まれ、ヘモグロビンをつくり、酸素を運ぶ働きをもつ。貧血の防止に役立つ。
ビタミンAを含み、成長の促進や美肌、視覚機能の維持に働く。また、のどや鼻などの粘膜を細菌から守る。
ビタミンB2が含まれており、皮ふや粘膜の健康を維持し、脳の神経の働きを正常に保つ。
ビタミンEを含み、体内の脂質の酸化を防ぎ、老化や動脈硬化の予防が期待されている。

栄養成分

たんぱく質、脂質、鉄、ビタミンA、ビタミンB1・B2・E、カリウム、リン、マグネシウム、カルシウムなど

注意点

冷めると脂肪分がかたまって臭みも増すので、あたたかいうちに食べる。

ポイント

特有のにおいの成分は脂肪に含まれているので、においが気になる人は脂肪を取り、さらにスパイスやハーブを使って臭み消しを。
ロースやモモは焼き物や蒸し物、バラは煮込み料理に向く。
ラップに包んで密封し、冷蔵庫に入れれば2~3日は保存できる。
選ぶポイントは、肉部が鮮やかな赤色をしており、脂肪部分はきれいな白色のもの。
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