シイラ

産地と属性

スズキ目シイラ科の海水魚。世界中の熱帯・温帯海域の水深5~10mという表層に生息し、群れを作って泳ぐ。成魚は、最大で体長2mにもなり、体重は40kg近くになるものもいる。

漢字では、「魚」へんに「暑」のつくりが一般的。名前の由来は、シイラの皮が厚く身が薄いことから、実らずに籾殻だけつける稲穂を意味する「粃(しいな,しいら)」から来たという説がある一方、地方では様々な名で呼ばれている。近年国内でも使われるようになった、ハワイでの呼び名「マヒマヒ」は「強い強い」という意味で、釣り上げる際の“引き”が強いことから名付けられたと言われている。また、その容姿から中国では「鬼頭刀魚」と呼ばれている。

旬は夏から秋にかけて。沿岸部のみならず、山間部でもよく食す地域があり「冬のタラ」に対して「夏のシイラ」というところもある。

鮮度の良いものは、刺身やカルパッチョに。ハワイの「ポキ」も有名。クセがない白身のため、ステーキやフライなどにも向いている。

栄養成分の働き

身には脂肪が少なく、良質なたんぱく質も摂ることができるヘルシーな食材。豊富に含まれているビタミンDは、カルシウムやリンの吸収を助け、骨の形成を促すため、骨粗しょう症などの予防に効果が期待できる。ビタミンB12は、血液を作ったり(造血)、神経を修復するなどの作用が期待できる。

栄養成分

たんぱく質、ビタミンB6・B12、ビタミンD、リン、カリウム、オメガ3系脂肪酸など

注意点

鮮度が落ちたものは、食さないこと。白身だがヒスチジンの含有量が多く、鮮度管理が悪いと食中毒を引き起こすヒスタミンを生成してしまうため。ヒスタミンは加熱しても分解しないので、注意が必要。

ポイント

スーパーなどでは切り身で売られているため鮮度判断が難しいが、触って硬いものを選ぶこと。また頭があれば、エラが赤く、濁った色をしていないものを選ぶと良い。

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