産地と属性
ブロッコリーとケール(青汁の原料として有名)を掛け合わせて作られた新種の野菜で、2011年に日本国内で生まれた。なばな(菜花)類に分類され、見た目は茎ブロッコリーに似ているが、葉・茎・つぼみの全てを食すことができる。
「アレッタ」とはイタリア語で、「小さな羽根」という意味がある。
三重県の伊勢で最初の栽培が始まったが、現在は群馬、埼玉、茨城など各地に広がってきている。
出荷される時期は産地によって異なるが、概ね11月から4月頃まで。
栄養成分の働き
「野菜の王様」と呼ばれるほど豊富な栄養成分を持つ。
食物繊維やβカロテン、ビタミンK、ビタミンCなどの含有量は、ブロッコリーやケールをしのぐ。
βカロテンは、高い抗酸化作用があり、老化防止や癌、動脈硬化予防などに効果がある。
ビタミンKは、骨を健康に保つためにたんぱく質を助ける働きがある。
ナイアシンは、脳神経の働きを活性化する、皮膚を健康に保つ、血液の循環をよくするなどの働きに関与する。
栄養成分
食物繊維、たんぱく質、カルシウム、βカロテン、ビタミンK、ビタミンB1・B2、ビタミンC、ビタミンE、葉酸、ナイアシンなど
注意点
出荷数量が限られているので、売り場で見つけた場合は早めに購入した方が良い。売り場で見つけられないときは、生産者を調べて直販を利用する。
ポイント
ケールのような強い苦みがないため、生でも食べることができるが、軽く熱を通した方が甘みが増して食べやすくなる。サラダに使うときも湯通しをした方が良い。