オータムポエム

新潟県の上越地方特産。上越地方では県内のトップを切って1990年ごろから栽培が行われ、そのおいしさから人気が年々高まってきた。旬は冬（１月中旬～２月中旬）。
茎の食感と形、風味、独特の甘みがアスパラガスのようなので、「アスパラ菜」とも呼ばれている。
葉物野菜としてはとうが立った「抽だい茎葉」と花蕾（からい）を食べる「紅菜苔」に似た品種で、茎葉が鮮緑色の新しい野菜。葉軸や葉にも甘味があり、成長中の若芽をかき取って利用できる。
茎が太くて硬そうだが、ゆでると甘味が出て柔らかくなる。茎はアスパラガスと同じようにベーコン巻にしたり、グラタンに入れるとおいしい。みそ汁に入れたり、浅漬けにしてもよい。

ガンの発生や増殖を抑えたり、肌や血管、骨、歯を健康に保つビタミンＡ・Ｃ、食物繊維、鉄分などを多く含む。

ビタミンＡ・Ｃ、鉄分、食物繊維など

耐寒性はやや劣るが、ビニールハウスを利用すれば厳寒期の収穫もできる。

真ん中の茎をとったあと、わき芽が伸び、２番、３番と順次伸びてくる。１月は２番、３番の「とう」が収穫できる時期で、このころが柔らかく、風味もあっていちばんおいしい。３番とうになると、格段に味が落ちる。
ゴマ油を加えると香りが立ち、食欲が増進される。