産地と属性
ミカン科のサンショウ属で、落葉低木。漢字では「山椒」と書く。
別名「ハジカミ」、「ナリハジカミ」ともいう。
旬は、木の芽と花山椒(はなさんしょう)が4月~5月で、実山椒(みざんしょう)は6月、粉山椒(こなさんしょう)は11月頃。
通常、枝には鋭い棘あるが、まれにとげのないものが発生し、兵庫県朝倉地区原産の「朝倉山椒」が有名。
原産地は東アジアで、日本でのおもな産地は、和歌山県、奈良県、岐阜県など。
春に咲く小さな花を、「花山椒」といい、薬味やつくだ煮に利用される。若い実は、香りと辛味が強く、「実山椒」または「青山椒(あおさんしょう)」といい、シラスとのつくだ煮などに用いられる。果皮を粉にした「粉山椒」は、ウナギのかば焼きにかけ、薬味として使われる。また、七味唐がらしの材料として用いられる。若い枝の皮は、「辛皮」といって、塩水につけてからしょうゆやみそで味をつけて食べる。
中国の四川料理で多用され、煮込み料理、炒め物、麻婆豆腐などに加えて風味をつける。
果皮は漢方に使われ、健胃・鎮痛・駆虫作用があるとされる。
別名「ハジカミ」、「ナリハジカミ」ともいう。
旬は、木の芽と花山椒(はなさんしょう)が4月~5月で、実山椒(みざんしょう)は6月、粉山椒(こなさんしょう)は11月頃。
通常、枝には鋭い棘あるが、まれにとげのないものが発生し、兵庫県朝倉地区原産の「朝倉山椒」が有名。
原産地は東アジアで、日本でのおもな産地は、和歌山県、奈良県、岐阜県など。
春に咲く小さな花を、「花山椒」といい、薬味やつくだ煮に利用される。若い実は、香りと辛味が強く、「実山椒」または「青山椒(あおさんしょう)」といい、シラスとのつくだ煮などに用いられる。果皮を粉にした「粉山椒」は、ウナギのかば焼きにかけ、薬味として使われる。また、七味唐がらしの材料として用いられる。若い枝の皮は、「辛皮」といって、塩水につけてからしょうゆやみそで味をつけて食べる。
中国の四川料理で多用され、煮込み料理、炒め物、麻婆豆腐などに加えて風味をつける。
果皮は漢方に使われ、健胃・鎮痛・駆虫作用があるとされる。
栄養成分の働き
辛味成分であるサンショーオールとサンショウアミドや、香り成分であるジペンテン、フェランドレンには、鎮痛作用や消化の促進作用、消炎作用、胃の健康を維持する働きがあり、胃炎や腹部が張って痛いときなどに有効である。また、サンショーオールは局所麻酔の作用も備えており、葉を煎じた液でうがいすると、歯痛に効果があるとされる。
ビタミンA、B1、B2、Cも豊富で、ビタミンAは、発育の促進や肌の健康維持に働くほか、のどや鼻などの粘膜を細菌から守る。ビタミンB1、B2、Cは、皮ふや粘膜の健康維持に役立つ。さらにビタミンCは、ストレスへの抵抗力を強め、活性酸素から体を守り、老化の防止に役立つ。
ビタミンA、B1、B2、Cも豊富で、ビタミンAは、発育の促進や肌の健康維持に働くほか、のどや鼻などの粘膜を細菌から守る。ビタミンB1、B2、Cは、皮ふや粘膜の健康維持に役立つ。さらにビタミンCは、ストレスへの抵抗力を強め、活性酸素から体を守り、老化の防止に役立つ。
栄養成分
サンショーオール、サンショウアミド、ジペンテン、フェランドレン、ビタミンA・B1・B2・Cなど
注意点
つくだ煮は味つけが濃く塩分が多いので、摂取量に気をつける。
ポイント
若芽や若葉は、使う直前に手のひらで軽くたたくと香りが増す。
脂肪の酸化を防ぎ、消化を助けるため、ウナギのかば焼きとの相性は抜群である。
入浴剤として使うと、神経痛やリウマチ、通風、肩こりを軽減させる働きがあるとされる。
脂肪の酸化を防ぎ、消化を助けるため、ウナギのかば焼きとの相性は抜群である。
入浴剤として使うと、神経痛やリウマチ、通風、肩こりを軽減させる働きがあるとされる。