シイタケ

産地と属性

起源は日本をはじめ、中国、インドネシアなどのアジア地域だと考えられている。
日本で食用にされたのは室町時代からで、原木に傷をつけるなどの半栽培が始まったのは江戸時代から。
温暖で多湿な日本の気候はシイタケの生産に適し、今では全国で栽培されている。
特に生シイタケは徳島県、干しシイタケは大分県が最大の産地。
冬を越した春のシイタケは身がしまってうまみがあり、秋のシイタケは香りがいいのが特徴。
キシメジ科のキノコ。旬は3~5月(春子)、9~11月(秋子)。

栄養成分の働き

シイタケに含まれるエルゴステンは、日光や紫外線にあたるとビタミンDに変化する成分。ビタミンDは小腸でのカルシウムの吸収率を助け、歯や骨の強化に欠かせないビタミンである。
アミノ酸も豊富で、グルタミン酸は新陳代謝を促進し、老化防止に効果あり。エリタデニンは、血液中の過剰になったコレステロールを体外に排泄するはたらきがある。
腸内のコレステロールを排出するのに有効な食物繊維も多く含み、フィトステリンという物質が排出の促進も行うため、動脈硬化や高脂血症、便秘などの予防にも効果を発揮する。

栄養成分

炭水化物、カリウム、食物繊維、エルゴステン(干すとビタミンDに)、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6

注意点

水で洗うと風味が落ちるため、汚れは軽く払って落とすか、しめらせたキッチンペーパーでふき取るようにする。
カサが開いてきているもの、黒っぽいものは古いので避ける。
アレルギー体質の人が食べると、症状が悪化することがあるので注意。特に、生焼けのシイタケは危険。
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