産地と属性
フグ目のフグ科に属する魚の総称で、漢字では「河豚」「鰒」と書く。
おもに海に棲(す)み、淡水と海水の混ざり合った汽水や淡水に生息する種類もいる。
国内では、各地の貝塚からフグの骨が発見されており、歴史の古さがうかがえる。
産地は、天然なら石川県、長崎県など。養殖なら長崎県、熊本県など(2004年現在)。また、近年では中国や韓国から大量に輸入されている。
食用としては、トラフグ、マフグが有名である。食べられる部位は、筋肉、皮、精巣のいずれかで、ほとんどの種類がテトロドトキシンなどの毒をもち、さばくのには取扱の資格が必要となる。
旬は冬で、おもな料理法は、刺し身、白子、から揚げ、鍋など。淡白ながらうまみがある。
本場としては下関が有名で、縁起をかついで「ふく」と呼んでいる。また、大阪では「あたると死ぬ」ということから「てっぽう」と呼ぶ。
おもに海に棲(す)み、淡水と海水の混ざり合った汽水や淡水に生息する種類もいる。
国内では、各地の貝塚からフグの骨が発見されており、歴史の古さがうかがえる。
産地は、天然なら石川県、長崎県など。養殖なら長崎県、熊本県など(2004年現在)。また、近年では中国や韓国から大量に輸入されている。
食用としては、トラフグ、マフグが有名である。食べられる部位は、筋肉、皮、精巣のいずれかで、ほとんどの種類がテトロドトキシンなどの毒をもち、さばくのには取扱の資格が必要となる。
旬は冬で、おもな料理法は、刺し身、白子、から揚げ、鍋など。淡白ながらうまみがある。
本場としては下関が有名で、縁起をかついで「ふく」と呼んでいる。また、大阪では「あたると死ぬ」ということから「てっぽう」と呼ぶ。
栄養成分の働き
うまみのもとであるグルタミン酸は、たんぱく質の合成や分解、尿素の合成など、体内のさまざまな生理現象に働きかける。
タウリンは、交感神経を抑制し、血圧を下げる働きにつながる。また、肝臓の働きを助ける胆汁酸の分泌の活発化、肝細胞の再生を促進、細胞膜を安定化に働きかける。
ビタミンB2やナイアシンが含まれており、細胞の再生を促したり、エネルギーの代謝を活発にする。また、皮ふや髪、爪をつくり、美肌効果も期待できる。
タウリンは、交感神経を抑制し、血圧を下げる働きにつながる。また、肝臓の働きを助ける胆汁酸の分泌の活発化、肝細胞の再生を促進、細胞膜を安定化に働きかける。
ビタミンB2やナイアシンが含まれており、細胞の再生を促したり、エネルギーの代謝を活発にする。また、皮ふや髪、爪をつくり、美肌効果も期待できる。
栄養成分
たんぱく質、カリウム、リン、ナイアシン、亜鉛、ビタミンB1・B2・D・B12、グルタミン酸、イノシン酸、タウリンなど
注意点
食用とそうでないもものの区別が難しいので、家庭での調理は避ける。毒にあたった場合、24時間以内に死に至るケースが多いため、速やかに病院へ行く。
ポイント
ひれをあぶって熱燗(あつかん)に入れたものを「ひれ酒」といい、とても体があたたまる。
下処理されたむき身を選ぶさいには、身に透明感のあるものが新鮮である。
下処理されたむき身を選ぶさいには、身に透明感のあるものが新鮮である。