カレイ

産地と属性

カレイ目カレイ科に分類される魚。漢字では「鰈」と書く。
世界中で100種類ほど生息しているといわれ、体の片側に両目がついているのが特徴。ヒラメと似ていて、目の位置で区別されている。右側に目がついているのがヒラメで、左側がカレイ。
旬は「マガレイ」「アカガレイ」は冬、「マコガレイ」は6月~9月、「ホシガレイ」は11月~4月など、種類によって分かれる。どの種類も、産卵期の「子持ちガレイ」がとくにおいしい。
白身魚なので、淡白であっさりした味わい。
刺身や煮つけ、焼き物、揚げ物などとして食べられる。
高たんぱく・低脂肪で、消化もよいのでダイエットに向く。 

栄養成分の働き

良質なたんぱく質が豊富で、全体の4分の1を占め、健康な体をつくる。
タウリンを多く含み、血圧や血中コレステロール値を正常に調整する。
「えんがわ」部分はコラーゲンを豊富に含み、骨や肌の若さを保つ。
「子持ちガレイ」にはビタミンAが含まれているほか、
カルシウムやマグネシウムを含み、丈夫な歯や骨の形成に役立つ。
ビタミンB2も含み、皮ふや粘膜の健康維持を助け、美肌に役立つ。
また、ビタミンEを含み、体内の脂質の酸化を防ぎ、老化や動脈硬化などの予防も期待される。
なお、生のものより干したもののほうが栄養価は高まる。 

栄養成分(マコガレイ)

たんぱく質、カリウム、リン(タウリン)、カルシウム、マグネシウム、ビタミンA、ビタミンB2、ビタミンEなど 

注意点

可食部が少ないため、栄養成分を効果的にとるなら、中くらいの大きさのものを1人1尾は食べたい。 

ポイント

選ぶポイントは、表面の斑点が鮮やかで、裏面が白いもの。また、えらが鮮やかな赤色をしているもの、身が厚いもの。
内臓を取り除いてすぐに冷凍室へ入れれば、新鮮なものなら2週間~1か月ほどの保存が可能。切り身であれば、冷蔵庫で2~3日の保存が可能。
美肌効果を期待するなら、スープや煮こごりなど、汁ごと食べられるものがおすすめ。
タイトルとURLをコピーしました