かんぴょう

産地と属性

ウリ科、ユウガオの果肉部分を細長くむいた乾物。
漢字では「干瓢」「乾瓢」と書く。
ユウガオの原産は北アフリカやインドで、日本へは朝鮮半島を経由して伝来した。
全国生産量のトップである栃木県においては、県の特産品となっている。
水でもどして甘く煮たものは、おもに寿司の具材に利用されているが、サラダや煮物、炒め物にも適している。 

栄養成分の働き

食物繊維がとても豊富で、便秘解消や整腸作用、血糖値やコレステロール値を低下させる働きをもつ。
カリウムが多く、体内の余分なナトリウムの排泄を促進させ、血圧を下げ高血圧の予防に効果がある。
含有されるカルシウムは100gあたり250mgと、国民栄養調査(平成15年)が定める、成人が一日に必要な摂取量の3分の1以上と多く、健康で丈夫な歯や骨を維持する働きをもつ。 

栄養成分

食物繊維、たんぱく質、カリウム、カルシウム、リン、鉄、ナトリウム、ナイアシンなど 

注意点

漂白されたものは、無漂白のものに比べて、カルシウムの含有量が少ない。 

ポイント

無漂白かんぴょうは、保存料を使用しておらず、天日干ししたままのアメ色をしている。
色が薄い漂白されたものは、虫やかびを防ぐために保存料を入れたもので、保存料として使用されている二酸化硫黄は水に溶けやすいため、塩でもみながら水洗いをすると落ちる。
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