産地と属性
ショウガ科の多年草。
漢字では「生姜」と書く。古名は「クレノハジカミ」、英名は「ジンジャー」。
原産地は熱帯アジアや、インドとされるが、野生種は見つかっていない。
旬は6月から8月だが、貯蔵することで、一年中出荷される。
日本では関東より西の地方で多く栽培され、主な産地は高知県と千葉県、和歌山県。
根茎部分を使用するが、生のものはおもにアジアで用いられている。
欧米では乾燥させた「ジンジャー」(和漢名:乾姜)を使用するのが一般的。
古くから、生薬として中国人やヒンズー教徒によって栽培されていた。
アラビア商人によって東洋からヨーロッパに伝えられた、最初のスパイスといわれている。
日本へは縄文時代に伝わったといわれるが、文献で確認されているのは平安初期。
古名のクレノハジカミは、ハジカミ(山椒の古名)と同じように辛みがあり、中国の呉時代に日本に伝わったことで名づけられた。しょうがと呼ばれるようになったのは、江戸時代に入ってから。
伝わったころには香辛料や調味料としてだけでなく、はちみつや砂糖に漬け込んだ保存食が、高級品として扱われていたといわれる。強い殺菌作用があるので、寿司や刺身などの生ものに添えられる。
薬味に用いると、食中毒の予防だけでなく、生臭さを消すことができる。
生のしょうがには、たんぱく質分解酵素が含まれているので、肉をやわらかくする。
漢字では「生姜」と書く。古名は「クレノハジカミ」、英名は「ジンジャー」。
原産地は熱帯アジアや、インドとされるが、野生種は見つかっていない。
旬は6月から8月だが、貯蔵することで、一年中出荷される。
日本では関東より西の地方で多く栽培され、主な産地は高知県と千葉県、和歌山県。
根茎部分を使用するが、生のものはおもにアジアで用いられている。
欧米では乾燥させた「ジンジャー」(和漢名:乾姜)を使用するのが一般的。
古くから、生薬として中国人やヒンズー教徒によって栽培されていた。
アラビア商人によって東洋からヨーロッパに伝えられた、最初のスパイスといわれている。
日本へは縄文時代に伝わったといわれるが、文献で確認されているのは平安初期。
古名のクレノハジカミは、ハジカミ(山椒の古名)と同じように辛みがあり、中国の呉時代に日本に伝わったことで名づけられた。しょうがと呼ばれるようになったのは、江戸時代に入ってから。
伝わったころには香辛料や調味料としてだけでなく、はちみつや砂糖に漬け込んだ保存食が、高級品として扱われていたといわれる。強い殺菌作用があるので、寿司や刺身などの生ものに添えられる。
薬味に用いると、食中毒の予防だけでなく、生臭さを消すことができる。
生のしょうがには、たんぱく質分解酵素が含まれているので、肉をやわらかくする。
栄養成分の働き
栄養成分よりも、独特の辛み成分や香り成分に薬効がある。
主な辛み成分のジンゲロンやショウガオールには、血行をよくし、体を温める働きがある。新陳代謝を活発にし、発汗作用を高める。殺菌作用によって、食中毒を予防する。
香り成分は、シネオール、ジンギベレンなど200種類以上含まれている。爽やかでスッキリとした香りは食欲を増進させたり、気分をリラックスさせる。疲労回復、夏バテ解消に役立ち、解毒作用、消炎作用もある。また、料理に用いて食材の臭みを消したり、味を引き立てる。
辛み、香り成分ともに強力な抗酸化作用がある。活性酸素を除去して老化を防ぎ、がんを予防する。
タンパク分解酵素であるジンベインには強力な消化酵素で、タンパク質の消化吸収を助け、胃腸を守る。
主な辛み成分のジンゲロンやショウガオールには、血行をよくし、体を温める働きがある。新陳代謝を活発にし、発汗作用を高める。殺菌作用によって、食中毒を予防する。
香り成分は、シネオール、ジンギベレンなど200種類以上含まれている。爽やかでスッキリとした香りは食欲を増進させたり、気分をリラックスさせる。疲労回復、夏バテ解消に役立ち、解毒作用、消炎作用もある。また、料理に用いて食材の臭みを消したり、味を引き立てる。
辛み、香り成分ともに強力な抗酸化作用がある。活性酸素を除去して老化を防ぎ、がんを予防する。
タンパク分解酵素であるジンベインには強力な消化酵素で、タンパク質の消化吸収を助け、胃腸を守る。
栄養成分
カロテン、カリウム、カルシウム、ビタミンC、ビタミンB1、ビタミンB2
注意点
辛味成分や香り成分は皮の近くにも多く含まれているので、皮ごと用いる。もしくは、スプーンの先で薄くむく程度にする。
ポイント
皮が白くなるまで乾燥させ、新聞紙に包み冷暗所に置いて保存するか、すりおろしたり小さく切ったあと、冷凍保存するのがよい。