フダンソウ

産地と属性

アカザ科フダンソウ属の一年草、または二年草。漢字では「不断草」と書く。
根が地中深くあるために、葉を取っても次々に新しい葉が生えてきて、一年中収穫できることからこの名がついた。別名「ツネナ」、「チャード」、「スイスチャード」など。沖縄では「ンスナパー」と呼ぶなど、地方によって呼び名が異なる。
原産地は地中海沿岸で、日本には17世紀に中国を経由して渡来したとされる。
沖縄や九州など、西日本でとくに人気が高い。
旬は7~10月。大葉にツヤがあり、楕円形をしていてツヤがあるのが特徴で、暑さや乾燥に強く管理が楽なので、自家栽培しやすい。
調理では、あえ物や炒め物、おひたし、サラダなどに利用される。

栄養成分の働き

β(ベータ)-カロテンが豊富で、ビタミンEも多い。
そのため、強い抗酸化力によるがんの抑制効果があり、皮ふや粘膜の健康維持にも効果がある。

栄養成分

食物繊維、カリウム、カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、マンガン、鉄、β-カロテン、ビタミンB2・B6・E・K、葉酸など

注意点

アクがあるので、調理するときは、さっとゆでてから使うとよい。
また、葉が大きいものは茎もしっかりしているので、ゆでるときは葉と茎を別々にする。

ポイント

鮮度のよいものは葉の緑色が濃くてツヤがあり、茎がしっかりしている。
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