芽キャベツ

産地と属性

アブラナ科の一年草。キャベツの変種。
キャベツは淡色野菜だが、芽キャベツは緑黄色野菜。
形はキャベツに似ており、大きさが直径3~4㎝と小さいのが特徴。
茎のまわりに、50から60個ほどがブドウの実のように生育する。
「姫甘藍(ヒメカンラン)」や「子持甘藍(コモチカンラン)」とも呼ばれる。
名前の縁起のよさから、結婚披露宴で食べられることも。
旬は12月から1月。
原産地はベルギーで、日本には明治期に伝わった。国内では、静岡県産が9割を占める。
和洋中のさまざまな料理に用いられる。肉料理のつけあわせ、やわらかくゆでてシチュー、クリーム煮、揚げ物など、その用途は幅広い。
キャベツに比べてやや苦味が強く、栄養価も高い。

栄養成分の働き

ビタミンCの含有量は、数ある野菜の中でもトップクラス。レモンのおよそ1.5倍で、キャベツと比べると3倍以上。
カロテンも多く含むため、相乗効果でガンの予防によい。
ビタミンB2も含み、動脈硬化の予防効果が期待できる。

栄養成分

ビタミンB2・C・K、カロテン、ナイアシン、カリウム、鉄、食物繊維など

注意点

アクがあるので、下ゆでしてから調理する。
巻きがかたく火が通りにくいため、外側の皮を1、2枚とり、茎と切り離した部分に十字に切り込みを入れるとよい。
ゆですぎるとビタミンCが損なわれるため注意。

ポイント

濃い緑色で、かたく締まっているものを選ぶ。
しっかりと重さのあるものがよい。
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