メロン

産地と属性

ウリ科の一年生草本植物。旬は5~8月。
区分は野菜(果菜)だが、食べる部分は果肉なので、果物・果実といわれることもある。
明治時代に洋種メロンがヨーロッパから輸入され、その後は日本でも温室を使ったメロン栽培が始まった。現在のおもな輸入元はメキシコ。皮の網目は、果肉が肥大するときにはじけてできたヒビがかさぶた状になったもので、これがあるマスクメロンのみをメロンと呼ぶ。
日本ではハウスやトンネル、温室で作られ、温室栽培のメロンは高級品といわれている。北海道、茨城県、熊本県などで栽培される。
果肉の色から「青肉」「赤肉」「白肉」の3種に分けられる。もっともポピュラーなのは「青肉」。食べごろになると、香りが強くなる。

栄養成分の働き

品種を問わず、カリウムが豊富。カリウムには体内の余分なナトリウムを排出し、細胞や血圧を正常に保つ働きがあるといわれている。豊富な果糖は、脳のエネルギー源となり、疲労回復に役立つ。赤肉種には抗酸化作用があるカロテンも多く、脳卒中を予防したり、骨密度を上げるためにも役立つ。

栄養成分

カリウム、糖質、カロテンなど

注意点

冷やしすぎると風味が落ちるので注意する。
固いものは熟していないので避ける。

ポイント

おしりの部分がやわらかくなってきたら食べごろ。
熟すまでは常温で保存する。
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