レタス

産地と属性

西アジア~地中海沿岸部が原産地とされ、ギリシアやローマ時代から栽培された。
日本にも古くから伝わり、「白苣(はくきょ)」といわれた。江戸時代にはタチチシャの名でが栽培されており、現在のような結球するレタスの種類は、明治時代以後にヨーロッパやアメリカから導入、改良されたものである。
近年は種類が豊富になっており、ヘッティングレタス、カッティングレタスやステムレタス、コスレタス、リーフレタスなどがある。
キク科で別名はチシャ。初夏から初秋が旬。

栄養成分の働き

茎に含まれるラクッコピコリンには、鎮静作用や眠りを深くする作用がある。
ほかには、腸の働きをよくする体内浄化作用にもすぐれている。
おなかを冷やしやすいので、冷え性の人、病人は加熱して食べるほうがよい。
栄養価の高い野菜ではないので、肉や魚介類、豆腐、ナッツなど、タンパク質やビタミンEの多い食品を組み合わせて、ビタミンCを効率よく摂取する。
ビタミンEの多い油で、さっと炒めるのもよい方法。

栄養成分

約95%が水分。β-カロテン、ビタミンB1・C・E、鉄、カリウム、食物繊維

注意点

鉄製の包丁で切ると酵素の働きで切り口が変色するので、手でちぎる。

ポイント

重量感があって巻きがしっかりしており、葉がふんわりしているものがよい。
また、株の切り口が白く、みずみずしいものを選ぶ。ラップに包み、野菜室で保存すると新鮮さが保てる。
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