晩白柚(ばんぺいゆ)

産地と属性

ザボンの一品種。世界最大の柑橘類とされており、直径20cm、重さは2kgほどになる。直径が25cm以上、重さが3kg近くになるものもあり、「柑橘類ザボン区分で重量世界一」としてギネス認定されたこともある。

原産地はマレー半島で、日本では熊本県八代地方で栽培されている。1930年に台湾から白柚(ぺいゆ)の株が導入され、品種改良が行われた結果、熟すのが遅くなった(晩生になった)かわりに大きな実になるため、「晩白柚」と命名された。

ハウスものは11月下旬ごろから出はじめ、1月から3月にかけては路地ものが出回る。

栄養成分の働き

ビタミンCを豊富に含むため、免疫力を高めて風邪など予防する効果がある。クエン酸やペクチン、ビタミンPの一種であるナリンギンを含むため、疲労回復や抗酸化作用、血液をサラサラにする効果などが期待できる。

栄養成分

炭水化物、カリウム、ビタミンB1、ビタミンC、葉酸、食物繊維など

注意点

選ぶ際は、表面の色ツヤが良く、ずっしりと重いものを。表面がでこぼこしたものは避けること。

ポイント

酸味が苦手な場合は、皮が柔らかくなるまで常温で保存すれば、甘みが増す。厚い表皮とともにその下の白いスポンジ状の部分を一緒に煮て、マーマレードなどにすると良い。

タイトルとURLをコピーしました