産地と属性
アロエ科アロエ属の多年草。漢字では「蘆薈」と書く。
原産地はアフリカで、300種類以上あるが、食用に適するのは数種類に限られる。
日本に伝来したのは鎌倉時代といわれ、九州、瀬戸内海、伊豆、千葉と、おもに太平洋側に多く自生している。
日本でアロエといえば、古くから家庭でも栽培されたキダチアロエが有名だが、海外ではアロエベラをさす。
キダチアロエは、外皮の部分が多くて、中のゼリー部分がわずかしかない。そのため外皮と中身を分けて使うことはせず、全葉を使用する。
アロエベラは肉厚で中のゼリー部分が多く、食用では外皮をむいてゼリー部分だけを使用する。
アロエは昔から「医者いらず」といわれ、さまざまな効能をもつため、民間薬としてよく用いられてきた。
料理法としては、そのままサラダや刺身、ジュースにするのがおすすめ。また天ぷらにしてもよい。
原産地はアフリカで、300種類以上あるが、食用に適するのは数種類に限られる。
日本に伝来したのは鎌倉時代といわれ、九州、瀬戸内海、伊豆、千葉と、おもに太平洋側に多く自生している。
日本でアロエといえば、古くから家庭でも栽培されたキダチアロエが有名だが、海外ではアロエベラをさす。
キダチアロエは、外皮の部分が多くて、中のゼリー部分がわずかしかない。そのため外皮と中身を分けて使うことはせず、全葉を使用する。
アロエベラは肉厚で中のゼリー部分が多く、食用では外皮をむいてゼリー部分だけを使用する。
アロエは昔から「医者いらず」といわれ、さまざまな効能をもつため、民間薬としてよく用いられてきた。
料理法としては、そのままサラダや刺身、ジュースにするのがおすすめ。また天ぷらにしてもよい。
栄養成分の働き
アロエの主成分は多糖体で、何種類もの多糖体を含んでいる。
キダチアロエとアロエベラでは、含まれている成分がわずかに違う。
消化不良の解消や便秘を改善するアロイン、抗潰瘍(かいよう)作用があり、やけどにも効果があるとされるアロエウルシン、殺菌効果があるアロエチンなど、どちらにも含まれている多糖体は胃腸の病気ややけど治療に用いられるなか、風邪などさまざまな病気に効果を発揮する。
キダチアロエにのみ含まれる多糖体としては、胃酸の分泌を正常にするアロエニンがある。アロエベラの大きな特徴としては、免疫力を高め、抗がん作用があるといわれるムコ多糖体
を、キダチアロエの10倍以上も多く含んでいる。
栄養成分
多糖体やビタミン類、カルシウム、ミネラルなど、多種の成分を含んでいる。
注意点
アロエは薬効作用が強いので、使用する量には注意が必要。
とくに通院している人や妊婦は、医師に相談をしてから使用すること。
ポイント
アロエの下ごしらえするときは、まず使用するだけのアロエを切り分け、とげを切りとる。両側の皮をむき、さらに適当な大きさに切り分ける。
沸騰したお湯に入れて、2~3分ほどゆがく。
沸騰したお湯に入れて、2~3分ほどゆがく。