フカヒレ

産地と属性

サメのヒレを乾燥させた干物。漢字では「鱶鰭」と書く。
おもに中国料理で高級食材として用いられる。
「ジンベエザメ」や「ウバザメ」のヒレが最高級とされ、一般には「ヨシキリザメ」のヒレが使われることが多い。おもに尾ビレを使うが、背ビレや胸ビレなども使われる。
おもな産地は、シンガポール、インドネシアなど。
日本での生産も盛んで、宮城県気仙沼がおもな産地。
見た目はプルプルしており、味はない。春雨のような歯ごたえ。スープの具や、煮物、炒め物に使われる。
近年、欧米の動物愛護団体などから、ヒレのみを採取する漁法が残酷だとの批判を受けている。 

栄養成分の働き

たんぱく質の一種であるコラーゲンを豊富に含んでおり、細胞の健康を維持して、肌のハリや弾力を保つ。また、骨や軟骨の再生・強化に働く。
コンドロイチンを含んでおり、体内の水分量を調節し、骨の形成を助ける。また、治癒力や免疫力の向上、近年では関節の組織をスムーズに動かす作用も認められている。
マグネシウムやカルシウムが豊富で、丈夫な骨や歯の形成を助ける。
亜鉛を多く含み、これは新陳代謝に働くほか、味覚機能の維持に有効。
鉄分やビタミンB12を含み、体内に酸素を行き渡らせ、貧血の防止に役立つ。 

栄養成分

たんぱく質(とくにコラーゲン)、コンドロイチン、マグネシウム、カルシウム、リン、亜鉛、カリウム、鉄、ビタミンB12など 

注意点

乾燥したものを調理する場合は、しっかり下処理を施さないと臭みや固さが抜けない。 

ポイント

乾燥したものを調理する際は、ネギやショウガと一緒にゆでて蒸すと柔らかくなりやすい。その後、表面の皮をむいて水にひたすと、臭みが消え、特有の食感が得られやすい。
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